水晶発振の周波数が、コレクタの同調回路を調整することによって変化する可能性について:
JG1EAD仙波さんの主催する「自作プラーザ」でのやりとりより

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JR7HAN/1 花野峰行 - 2002年09月08日 00時08分
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: 7000水晶で7003発振

発振回路が面白くなり、先週から3種類試してみました。
 
QRPARCIの7040水晶は、コルピッツで額面通りのfで無事発振。
QP-7用の7025水晶を2個使ったスーパーVXOは、7017〜6994で発振(30μHと40pFのバリコン)。
 
そして最後は、千石の7000水晶をピアスCBで発振させたところ、無事に7003で発振しました。
回路はTT2のピアスCBのコレクタにFCZ07S7の同調回路を入れたもの。ただし、コレクタは中間タップに繋ぎました。
周波数の微調整は、C2の100pFを手持ちの50pFのトリマにして、それを可変してOKでした。
水晶にはトリマもコンデンサもパラにはしませんでしたが、当初7004付近だった発振が無事に7003に調整できました。
驚いたのは、コレクタの同調回路を調整すると発振周波数も動いたこと。
これは常識なのでしょうか?? 何せ初めてなので少々驚きました。
最初はコアが入った状態だったので、ほぼ額面通りの7000付近で発振していましたが、
RFプローブの指示が上がるようコアを抜いていったところ、発振fもそれにつれて上昇しました。
ピアスCBはこういうものなのでしょうか??
 
いずれにせよだいぶ勉強になりました。ではでは。

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JR7HAN/1 花野峰行 - 2002年09月08日 00時14分
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: re: 7000水晶で7003発振

下記の話少しわかりにくかったかも知れませんが、まず、コレクタの同調回路を調整し、
その結果7004付近の発振になったので、C2の代わりのTCで7003にあわせた、ということです。
失礼いたしました。

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JH5ESM / cosy - 2002年09月08日 06時47分
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: Re: 7000水晶で7003発振

花野さん,こんにちは

> 驚いたのは、コレクタの同調回路を調整すると発振周波数も動いたこと。
> これは常識なのでしょうか??
教科書は普通,コレクタ側共振回路のCの値に対するコレクタ電流のグラフが
書いてあって,電流ディップ点よりわずかに大きくなる点が最良調整点であるという記述をしていますが,周波数が変わることまでは書いていませんね.

水晶もLC発振回路と同じで,発振周波数はトランジスタを取り囲むリアクタン
スの総和が0という条件で決まります(バルクハウゼンの条件式).

水晶自身の直列共振周波数と並列共振周波数の差が大きければ,コレクタ側共
振回路の調整によるリアクタンス変化で発振周波数が変わることは容易に予想
できます.


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JG1EAD 仙波 - 2002年09月08日 13時45分
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: RE: バルクハウゼンの条件式

ピアースCB発振回路の出力同調回路で周波数の微調整が
できるか、という話はハムフェアの会場でもありましたね。
最良調整点と希望の周波数が一致するかどうかは別として
多少周波数が動くのは経験的に理解できますが、「バルク
ハウゼンの条件式」というのは初耳でした。
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JH5ESM / cosy - 2002年09月10日 22時24分
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: Re: バルクハウゼンの条件式

仙波さん,こんばんは

電子回路の教科書でLC発振回路を見ると載っている名称ですが(とは
いっても最近はこの名称が載っていない本も多いです),実は帰還
回路の発振条件と何ら変わるところはありません(キッパリ).

増幅度をA,帰還回路の帰還係数をβとしたとき
Aβ=1
が成り立つ条件から導出できるものです.この条件式はLC発振回路に対して与えられているのですが,水晶を
誘導性リアクタンスとみれば水晶発振回路にも適用できるものです.


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