トルコでの運用(TA2/JR7HAN)


2005年5月の運用        2007年2月の運用      おまけ(本物のトルコ風呂)


1. 2005年5月の運用

2005年4月30日から5月2日にかけてトルコからアマチュア無線の運用を行うことが出来ました。ここではその様子をご紹介します。おまけの番外編は「本物のトルコ風呂」訪問記です。ご期待あれ。


今回のQSL。ブルガリア(LZ1JZ Print)で印刷しました(JH6RTO福島さんに教えていただきました)。1000枚で$75(船便の送料込み)。送金はN7ROに現金を郵送しました(Paypalはchecking accountからの支払しか受け取れない(Credit Cardでの支払は受け取れない)とのことです)。2005年6月4日に書留便で届きました(発送したよと言うメイルを受け取ってから2週間ちょっとです。早い!!)ので、早速発行を開始しています(2005年6月10日追記)。

★Buro送付分は、国内分、海外分とも、2005年6月末にJARL Buroに発送してあります。お手元には届いているでしょうか?? 届きましたら、DXバケ掲示板等でお教えいただければ幸いです(2006年4月2日追記)★

写真は、石灰華で有名なパムカァレです。石灰質を含む温泉水が地表に流れ出たところで、石灰分を沈殿させたものです。ここは世界最大規模と言われ、世界遺産にも登録されています。日本にも天然記念物になっている石灰華は沢山ありますが、これだけ真っ白なものはありません。日本では、十年以上前に、マイルルドセブンのCMに使われた、真っ白な段々畑状のあの場所ですのでご記憶にあるかと思います。日本の観光ガイドブックにはパッムカレと書かれていますが、現地の発音はパムカァレに近いと思います。


TA2IJソイハンさんと私。

今回は、TA2IJのシャックをお借りして運用しました。リグは、IC-706MKIIGと自作リニアアンプ(811Aが4本で400W出力)。アンテナはバターナットバーチカルとチューナー。

今回の運用は、いつも通り、ZLOGを使ったPCロギングで行いました。IC-706から下に延びている白っぽい線は、今回製作して持参したHeilのマイク接続用アンプからの線です。

トルコでの日本人の運用は比較的簡単に行うことが出来ます。滞在期間が3ヶ月間以上であれば、日本の従事者免許に基づいてTA*Z**といったコールサインの取得が可能です。詳細はトルコアマチュア無線連盟のWebサイトに詳述されています。1アマの免許に基づき現地のコールを取得された方の例がWebサイトに紹介されています。

トルコはCEPT加盟国ですので、短期間の訪問の場合は、CEPTの方式が基本になります。ソイハンさんが監督官庁に確認してくださったところ、日本はCEPTに加盟していませんが、私の場合、CEPT加盟国である米国のExtra免許がありましたので、手続無しでゲスト運用してよいとのことでした。

トルコのコールエリアは上述のトルコアマチュア無線連盟のWebサイトに詳細な地図がありますから、そちらをご覧下さい。イスタンブールのヨーロッパサイドはTA1、アジアサイドはTA2、首都のアンカラもTA2です。著名な観光地では、奇岩で有名なカッパドキアはTA5、今回のQSLになった石灰華が美しいパムカァレや、ギリシャ、ローマ時代の遺跡のある地中海沿いのリゾート地であるアンタルヤはTA4、温泉なども楽しめるエーゲ海沿いのリゾート地であるイズミールはTA3です。

トルコのアマチュア無線はVUHFが非常に盛んで、レピータを使った交信などが多く楽しまれています。これらは、地震等の災害発生時に非常通信網として情報伝達に役立てられています。ソイハンさんや友人のTA1FLアリさんも、レピータの保守を熱心に行っていました。


TA2IJソイハンさん。本職はFM放送関係の技師。

イランの地震災害の時やスマトラの津波災害の時には通信関係のボランティアとして、トルコからの緊急援助隊の一員として現地に赴いた経験があるそうです。

イスタンブール周辺は住宅事情からHFにアクティブな局が少ないですが、彼は現在一番HFにアクティブな局です。このため、HFにオンエアすると、ヨーロッパからのパイルアップが鳴りやまないとのことでした。

今回は、彼と相談の上、お土産に、IC-706用のDSPユニットとSWR&パワー計を持参しました。

右上のFT-7Bはジャンクをもらってきたものだそうで、現在修理中。ファイナルが完全に壊れているようなので、QRP機に改造する予定とのこと。彼の依頼を受け、回路図のきれいなコピーを郵送してあげました(広和の店長藤沢さん、ご対応いただき有り難うございました)。今頃はこの修理に取り組んでいるのでしょうか・・・

リニアは、ロシアのアマチュア無線家のWebサイトを参考に自作したもので、AC220Vを4倍電圧整流してB電源を得ているそうです。IC-706からPTT制御はできず、フットスイッチでオンオフのオペレーションとなりますので、慣れるまでちょっと大変です。慣れてしまえばなんと言うことはないのですが。


TA2IJのアンテナ。

バターナットバーチカル、VUのGP、30m用ループアンテナを4階建ての建物の屋根の上に上げています。30m用ループは切れている(?)ため使えませんでした。


彼の自宅建物(4階建ての集合住宅)とアンテナの様子。

ソイハンさんはこの建物の2階にご家族と住んでいます。このあたりは交通至便な住宅密集地(商店も多い)のため、このような集合住宅がほとんどです。戸建て住宅は郊外に行くと多くなります。




ソイハンさんの自宅前の通り。

こぎれいな商店やカフェが並んでいます。住み心地のよさそうな地区です。基本的に住宅街のため、ホテルはあまり見かけませんでした。


ソイハンさんの自宅のあるアジアサイドから見た、ヨーロッパサイドのモスク群。

海(海峡)の向こうに、スルタンアフメットやブルーモスクといった有名モスクが並んで見えました。

この写真もQSLの有力候補でした。


ヨーロッパサイドからアジアサイドへ渡る際のフェリーの上にて。日差しが強くてまぶしいため、にらみつけるような表情になってしまいました(サングラスを外したので)。

後ろに見える橋は第一ボスポラス海峡大橋。橋を渡ると遠回りになるとのことで、空港からソイハンさんの家に行く時はフェリーを使いました。待ち時間無しで乗れますので大変便利です。

ボスポラス海峡は、冷戦時代はソ連の黒海艦隊が地中海に出る際に通った場所です。ここをあの大きな空母ミンスクなどが通っていったのですね。

一方、神世の昔には、お姫様を助けにギリシャからはるばるやってきたアルゴー船が石にはさまれた場所です。ギリシア神話ファンなので、パクパク開いたり閉じたりする岩があるかと思ってじっと見入ってしまいましたが、そんなものある分けないですね。


TA1FLアリさん(ソイハンさんの友人)のシャック。衛星から流される気象通報を常時受信しているようでした。

この国では、リグが壊れたら自分で直すのが当たり前とのことでしたので、アリさんは修理用の部品類を沢山持っていました。アリさんは電子工学系の学生とのことで、自作もするようです。


同じく、TA1FLアリさんのシャック。HFはIC-706MKIIGです。

アリさんのご両親はトルコ航空のパイロット客室乗務員だったとのことで、子供の頃、日本にも連れてきてもらったことがあるとのことでした。


TA1FLのアンテナ。VU関係のアンテナ群。9階建ての屋上に設置してあり、ロケーションは抜群です。位置的には、イスタンブール国際空港に近いヨーロッパサイドです。


TA1FLのアンテナ。VHF関係のバーチカル群とHF用のダイポール。アリさんはあまりHFにはアクティブではないようです。ロケーションがいいのに残念ですね。


イスタンブール アジアサイドを中心としたビームマップ。トルコは陸半球のほぼ中心に位置するので、バーチカルアンテナは使いやすいとのこと。伝播的に特に難しいところはないとのことだが、北極回りになる太平洋の島々は難しそうな感じですね。

最後に、今回の訪問を喜んで受け入れてくださったTA2IJソイハンさんにお礼申し上げます。今回、ソイハンさんが面識のない私の訪問を受け入れてくださったのは、JH8PHT高崎さんが、トルコ滞在中にソイハンさんとよい関係を築いておられたからです。そのようなよい関係を築いておられた高崎さんにも感謝申し上げます。


2.2007年2月の運用

前回に引き続き、2007年2月10日(土)と2月18日(日)にTA2IJソイハンさんのところからオンエアさせていただきました。ソイハンさんは、この直前に新居に引っ越しており、アンテナはまだ整備中でした。


ソイハンさんの新居。新築の集合住宅の4階(最上階)に部屋があります。しゃれた感じのきれいな住宅です。

以前と同じ、アジア側のイスタンブールなのですが、以前の場所から少し北側(海から見て奥側)になります。

以前は、カディキョイの船着き場から歩いていけましたが、現在のところは船着き場からタクシーに乗るのがよいとのことです。


屋根の中から突き出たタワーに登っているTA2IJソイハンさん。

新築中にタワーを中に組み込んでもらっていたとのことです。現在はVUHFのGPと7/10メガのダブルダブレットだけが上がっています。いずれ、小型のHFのビームアンテナを載せたいとのことでした。


不調になった電源をのぞき込むTA2IJ(右)とTA2DS(左)。

2月10日の運用中に電源がおかしくなってしまいました。二人でのぞき込んでいましたが、この日は結局解決せずに終わりました。

2月18日にお邪魔したときは、結局、新しい電源を買った、とのことでした。

なお、2月10日の運用の時は、パワーライン系のノイズがひどく(7メガ、10メガでS8から9くらい)、とても交信できる状況ではありませんでした。その後、18日までの間に色々調べてくださり、結局、衛星放送受信用プリアンプの電源に使っていた小型SW電源がノイズ源だったことが分かったそうです。おかげで、18日は快適に運用することが出来、10メガでJAとも沢山交信できました。改めてソイハンさんにお礼申し上げます。


2007年2月18日(日)の運用風景。

30m CWを中心に沢山交信できました。リグはIC-706MKIIGと811A×4リニア(約400W)。アンテナは上記の逆V。今回はパドル手打ちでした。

QSLは2005年の時と同じものを、3月中にJARL Buroに発送済みです。


おまけ(本物のトルコ風呂訪問記)


トルコ風呂というとなにやら思い出すことがおありの方もいらっしゃるかも知れません。せっかくトルコに行ったんだから、本物のトルコ風呂はいったいどんなものなのか探検してきました。

こちらがそのお風呂屋さんの入口。1555年開業という、歴史と伝統を誇るお風呂屋さんにお邪魔しました。

日本同様、男湯と女湯に分かれており、これは男湯の入口。女湯は別の建物です。

なお以下の写真は、全てお風呂屋さんの了解を得て撮影したものです。


さぁていよいよお風呂場です。風呂桶は円形の大理石作りです。他のお風呂屋さんでも形は円形でしたから、円形が標準なんでしょうね。

皆さんがしている腰巻きは、受付で出されたもので、更衣室で腰巻き姿に着替えて浴室に行きます。


ベッドに横になって身体を洗ってもらっているところです。プロレスラーのようなおじさんが、さながら柔道整体のようなマッサージもしてくれます。身体がバラバラになりそうな感じでしたが、終わった後は、文字通り、背中が軽くなりました。

なお、ご覧の通り、男湯の従業員さんは男性だけで、女性はいません。逆に、女湯の従業員は全て女性だけだそうです。


ここはスチームバスのようです。真ん中の大理石の台に大の字になって寝そべり汗を流すようです。

トルコの人達はお風呂好きのようです。日本人も十分楽しめるお風呂であることを今回知ることができました。皆さんもチャンスがあれば、ぜひ挑戦してみてください。


おまけ(その2)イスタンブールの街角で見かけたホテル


イスタンブールの旧市街をモスク方向に向かって歩いていると、こんなホテルがありました。今回はここに泊まったのではないのですが、次回はここに泊まらないといけないのでしょうか・・・


古い家を改装したプチホテル風に見えますね。観光地のど真ん中ですから、立地的には便利です。で、お値段とサービスはどうなのでしょうか・・・ どなたか泊まってみませんか??


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