2004年 QRPエコデイ運用状況
●移動日時:平成16年10月17日(日)自宅出発09:30頃、現地着09:55頃、現地離場16:30頃、自宅帰着17:15頃
●移動場所:盛岡市本宮の中央公園(岩手県立美術館裏)
●移動手段:自転車(中古のママチャリ)
●同行者:JH7VNR大木戸さん、JA0VTK遠山さん
●リグ:RM40(0.5W)、DSW40(2W)、FT-817(1W〜2.5W)
●電源:太陽電池パネル(定格最大250mA)+鉛シールバッテリー(3.2Ah)
●アンテナ:10m長GP、7m長GP
●JR7HAN/7の交信記録:
time | his call | freq (kHz) | his/my report | my power (W) | my rig |
11:05 | JA1BVA/1/QRP | 7002 | 559/579 | 0.5 | RM40 |
11:15 | JE2CDC/2/QRP | 7002 | 539/439 | 0.5 | RM40 |
11:26 | JH1ARY/1/QRP | 7002 | 579/559 | 0.5 | RM40 |
11:50 | JA0VTK/7/QRP | 7002 | 599/599 | 0.5 | RM40 |
12:20 | JR9OPJ/9/QRP | 10122 | 519/559 | 1.0 | FT-817 |
13:07 | 8J1FC | 10122 | 599/599 | 2.5 | FT-817 |
13:10 | JP6VCH/4/QRP | 10123 | 589/569 | 2.5 | FT-817 |
13:33 | JE2FJI/2/QRP | 10122 | 519/559 | 2.5 | FT-817 |
13:52 | JA1KEG/1/QRP | 7003 | 579/599 | 2.0 | DSW40 |
14:07 | 7K1CPT/1/QRP | 7003 | 579/559 | 2.0 | DSW40 |
15:09 | JH3JYS | 7002 | 599/599 | 2.5 | FT-817 |
15:21 | JK1TCV/QRP | 7002 | 599/599 | 2.5 | FT-817 |
15:26 | JA1COH/QRP | 7002 | 599/579 | 2.5 | FT-817 |
15:39 | JR3ELR/1/QRP | 7002 | 599/419 | 2.5 | FT-817 |
15:45 | JR1CHU/1/QRP | 7002 | 579/579 | 2.5 | FT-817 |
上記のうち、JA0VTK/7との交信は、至近距離での交信(アンテナはダミーロードを使用)。それ以外は全て電離層反射交信です。
●今後の課題:
最初は3人(午後からは遠山さんと2人)でしたので、最初は7メガと10メガの同時運用を目論んでいましたが、アンテナが同じ垂直系ですし、設置距離も近かったため、特にDSW側にかぶりが強く出てしまい、結局、同時運用はあきらめました。直接波の混入による抑圧だと思います。今後は、複数バンドの同時運用をする場合の「かぶり」対策が必要だと感じました。例えば、各バンドのBPFやバンドリジェクトフィルタを用意するとか・・・ 早速、LCフィルタの勉強をしている次第です。
●その他:
@交信には至りませんでしたが、遠山さん等が運用しているとき、JA4CFO/QRPや、JA4DQX/4/QRP、JA5DIM/5/QRP、JA9MAT/QRP等も聞こえておりました。MAT小町さんの信号は強力でした。
A風もなく穏やかな日で移動運用日和でした。好天になったのは、提唱者のキヤさんと参加者の皆様の人徳(日頃の行い)かと思います。感謝。
Bしかしこちらは既に秋です。さすがに夕方近くになると寒くなってきました。日が落ちるのも早く、あっと言うまで、家に戻ったときはだいぶ暗くなっておりました。ともあれ、大変気持ちよく移動運用を楽しむことが出来ました。機会を作ってくださったキヤさんに感謝申し上げます。では。
公園から見た岩手山:
広大な芝生の広がる気持ちのいい公園です。周囲に、県立美術館、市立先人記念館、市立子供科学館あります。今回は、すぐ裏の美術館のトイレを借用しましたが、とってもきれいで快適でした。
自転車は、習志野へ単身赴任した際に中古で買ったママチャリです。去年のエコデイでも使いましたね。
持参した食料は、おにぎり2個、菓子パン2個、バナナ4本(3本は大木戸さんのお子さん達にあげました)、ホット紅茶(ステンボトル入り)。
アンテナはGPを2本:
7メガと10メガの同時運用を目論んでいましたので、私の10mグラス竿と遠山さんの7m長グラス竿を使って、GPを2本建てました。しかし、直接波の飛び込みと思われるかぶりが出てしまい、結局、同時運用はあきらめました。アンテナの距離をさらに離す等してみましたが、それでは対応がつきませんでした。各バンドのBPFや、バンドリジェクトフィルタが必要ですね。
アンテナと一緒に映っている親子は大木戸さんのご家族です。
アンテナの調整をする私:
アンテナの調整は、RF-1でSWRを見ながら手動チューナー(KX-QRP)で一発です。QSYも短時間で出来るので大変便利です。
今回は、アンテナエレメント約12m長、ラジアルは約10m長を2本使用しました。
先ずは大木戸さんが運用:
午前中しかいられない大木戸さんが最初に7メガで運用を開始しました。リグはRM40。電源は、太陽電池パネル+鉛シールバッテリー、RM40には、FCZパッシブフィルタとNJM386Sのアンプ(+スピーカー)を外付けしています。
CQを出したところ、次々と呼ばれました。3局の交信でしたが、ご本人は大喜びでした。となりはお父さんの交信を見守る娘さん。
大喜びの大木戸さんと交信中の私:
大木戸さんのあとは私がRM40で7メガを運用しました(左側)。右は、初めてのエコデイ運用で交信に成功して大喜びの大木戸さん。
快晴のため太陽電池も大活躍:
充電電流が最大で200mA近く流れていました。平均しても、100mA以上は常時流れていたと思います。RM40クラスの受信時消費電流だと過充電の心配があるくらいですね。FT-817の受信時消費電流は約250mAもありますが、バッテリーの電圧降下をほとんど感じないくらいでした。
準備の整った遠山さん:
アンテナとDSW40の準備が整い、受信を開始した遠山さんです。電源は単一乾電池8本です。DSWはスピーカーがありませんので、私のアンプ(スピーカー内蔵)を外付けしました。
DSW40の内部:
7メガのCW専用の小型トランシーバーで、Small Wonder Labsのキットを組み立てたものです。コイルはトロイダルコアに手巻きします。かなり実装度の高いキットですね。デジタルVFOですので安定度はバッチリです。CWフィルタの切れもよく、受信感度も十分のようで、なかなか優れたキットだと思います。小型軽量で、受信時の消費電流も多くありませんから、7メガの移動運用に割り切れば、ベストチョイスの一つになるかもしれません。
DSW40で交信中の遠山さん:
縦振れ電鍵を使って交信中の遠山さんです。DSWはエレキー内蔵ですが、まだ練習中のため、今回は、昔慣れ親しんだ縦ぶれ電鍵をお使いでした。
夕方になり寒くなってきました:
FT-817で交信する私です。夕方日が傾いてきたのでだいぶ寒くなりました。上着を着込んでの交信です。秋の夜はつるべ落としと言いますから、この直後QRTして撤収しました。