2002年カリブ海での運用
(FG/JR7HAN/P、V4/JR7HAN、J68RN)


 今回縁あってカリブ海から無線の運用が出来ました。ただし、リグの都合などにより、全て100Wの運用でした。このため弱い信号でご迷惑をかけたことがあったかも知れません。また、パイルアップになって呼ばれるのも、スプリットでパイルを捌くのも生まれて初めてのことでしたので、思ったほど多くの局を捌くことが出来なかったのも事実です。一流ペディショナーとの腕の違いを実感しましたが、私なりに楽しむことが出来ました。
 なお、J6からはJapan International DX Contest Phoneに参加いたしましたが、21L部門で北米一位の賞状をいただきました。コールいただいた皆様、ありがとうございました(2003年7月18日)。

QSL via JM7MFB
QSLは2002年12月20日過ぎから発送が開始されました。ダイレクト請求分から順次発送を行っています。Buro経由に関しては、FGとV4の運用分のQSLは、2003年5月末に、また、J6の運用分は7月末にJARL buroに送付いたしました(2003年7月26日)。

QSLイメージ:QSOデータはタックシールに印刷し、裏面に張り付けてあります。

JARL盛岡クラブ会報に載せた「運用記」はこちら(2003年03月10日)。

1. FG/JR7HAN/P   2002年10月29日から31日まで運用

今回の運用は、FG5BGのレンタルシャックから行いました。総交信数は1241 (CW: 1148, SSB: 93)でした。

FG5BGとはDXシャックのホームページに紹介されているemailアドレスで簡単に連絡が取れますし、対応も抜群です。










FG5BGのセカンドハウスがレンタルシャックになっています。ドラム缶に汲んである水をバケツで浴びるシャワーですが、さっぱりしてなかなかいいものです。蚊が多いのが唯一の難点でしょうか。










Rig: TS-930S (100W)。FL-2100Zがありましたが、不調のため使用出来ませんでした。ロギングはZLOG、ヘッドセットはBM-10-4を持参して使用しました。










ANT: C4XL (18m高)。非常にいいアンテナであることを実感しました。このほか、80mバンド用スローパーを30mの運用時に使用しました。ほかには、30m高のタワー上にA3Sが乗っていますが、ローテーター故障のため東向きで固定になっているのでJA向けの運用には使いませんでした。









FG5BG Georges(右) と私 (左)。さすがフランスです。このレストランの魚料理はそれはそれはおいしかったです。Georgesは、よく知られているように、ヨットマンでもあり、近く行われるヨットレースの主催者側一員のため、その準備で忙しいと言っていました。

2. V4/JR7HAN   2002年11月2日から3日まで運用

今回の運用は、V44NEFのお宅にお邪魔して行いました。総交信数は441 (CW: 362, SSB: 79)でした。

彼には事前にemailを出していましたが、出発までには返事をもらえず、運用は無理とあきらめかけていましたが、現地に入ってから電話帳で番号を調べて電話したところ、OKとのことで、急遽運用が実現しました。









V44NEF Earl Francis氏と彼のANT (A3S 20m高)。この巨体ですから、彼自身はタワーには登らないそうで、ローカル局2局がタワー上でのANT作業をしてくれるそうです。ネビス島では、彼のANTが一番高くてDX向きです。彼は、島では一番の高級ホテルであるフォーシーズンズに勤めており、ホテル所有のクルーザーの船長をしています。以前は外国航路の船員をしており、横浜にも一度入港したことがあるとのことでした。






南方向の約1km離れた場所から見たANT。見晴らしのいい斜面に彼の家はあり、ANTは遠くからでもよく目立ちます。向こうに見える茶色っぽい山は、海を隔てたキッツ島です。









初日は彼のFT-990 (100W) を使用しましたが、CWフィルターがないため、2日目は持参したFT-100D (100W)を使用しました(FT−990の上に乗っています)。リニアはドレークのL4-Bが使えましたが、接続ケーブルがないため使いませんでした。









クリケットに興じるV44NEF。11月2日(土)の午後に、職場の同僚とBBQをやるので一緒に来いと言われ、連れて行かれました。料理が出来上がるまで、皆でクリケットを始めました。さすが旧英国領です。クリケットは大変盛ん、とのことでした。東南アジアに出張した時、スターチャンネルでよくクリケットをやっているのが見られますが、ルールがさっぱり分かりません。一緒にやろうと言われましたが、何をどうしていいのか分かりませんので、観戦に徹しました。でも、みんな楽しそうでした。









BBQで出された魚。シェルフィッシュと呼ぶそうです。カワハギに似ていますが、鱗がなく、代わりに六角形の甲羅で覆われています。この甲羅は、調理するとすぐはがれるようになり、食べやすかったですよ。味も、カワハギに似て非常においしかったです。内臓をとった後に、カレー味の詰め物が入っていましたが、これもおいしかったです。









ネビス島のビーチ(Pinneys Beach)と向こうに見えるキッツ島。遠浅のいいビーチです。このビーチの少し南側では、海中に温泉が湧き出しているのを見ることが出来ます。

3. J68RN     2002年11月8日から10日まで運用

今回の運用はJ69Bのレンタルシャックから行いました。総交信数は1286 (CW: 1182, SSB: 104)でした。

なお、J6からはJapan International DX Contest Phoneに参加いたしましたが、21L部門で北米一位の賞状をいただきました。コールいただいた皆様、ありがとうございました(2003年7月18日)。

彼との連絡は、DXシャックのホームページにあるFAXと電話で行いましたが、多忙のためなかなかスムーズに連絡が取れず大変でした。彼はemailアドレスも持っていますが、なかなか返事がもらえません。必ず電話で確認する必要があります。なお、自宅の電話番号は同ホームページの番号から変更になっています(会社のは変わっていません)。

現地のライセンスは、私の米国免許(KK7RN)により申請しましたので、サフィックスがRNになりました。短期間のビジター運用ですので、過去の発給との重複は確認していないようです。申請手数料はUS10ドル(本来はEC25ドルです)でしたが、運用期間が長くなると高くなるようです。申請先のNTRCの連絡先は下記の通りです。

License Coordinator
National Telecommunications Regulatory Commission
P.O. Box GM690, Vide Boutielle, Castries, St. Lucia (West Indies)
Tel: 1-758-458-2035 or 452-6871 Fax: 1-758-453-2558 email address (remove "_" at the top)

現地では、手数料を支払いに一度はNTRCに行かなくてはなりません(もちろん平日のオフィスアワーに。オフィスアワーは08:30〜16:30)。タクシー等で行く場合は、「Ira Simmons School(アイラ・シモンズ・スクール)のすぐ裏」と言えば連れて行ってもらえます。NTRCへ行ってくれ、では通じません。









J68RNの「免許状」。短期間のビジター局のためか、単なる領収書上にその旨追記されただけのものです。コールサインのJ68RNは右上の日付の下に記載されています。









彼のトランシーバーが不調とのことで、持参したFT-100D (100W)を使用しました(TS-940Sの上にちょこんと乗っています)。アルファのリニアが使えましたが、FT-100Dからの接続ケーブルを用意していなかったので使いませんでした。









ANT: TA-34 (約3m高)。別に10mほどのタワー上のA3Sがありましたが、こちらの方がいいということで、こちらを使いました。一見低そうに見えますが、ビーム方向は、下の写真の通り、絶壁になっており、大変ロケーションのいい場所に設置されています。ただし、方向が北よりやや東向きに固定になっており、JAに対してはちょっと方向がずれていました。この点だけが難点です。これ以外では、40m、WARCバンド用のダイポールを使用しました。









上の写真のANTの所からの眺めです(ほぼJA方向)。小高い丘の上で、北方向は遮るものは何もありません。絶好のロケーションです。









J69Bバーナード・トーマス氏です。彼のお気に入りのリグはTS830S。リニアはアルファが2台あります。他にも多数のリグを持っていますが、一部不調のものが多いとのことで、修理が出来ず大変とこぼしていました。彼は、セントルシアでは一番の酒造会社の営業部長の要職にあり、非常に多忙です。ヨット等もやり、多趣味のようです。

4. 持参した小物類

今回は、FT-100Dのほか、下記の小物類を持参しました。無線運用が主目的ではありませんでしたので、無線関係の荷物を最小限に押さえるのに苦労しました。パドルは、やむなく、超小型軽量のBD-2にしました。

左のタッパーに、これだけの物を詰め込みました。

  1. Heil BM-10-4(ヘッドセット)
  2. EDC ポケットキーヤーPK−4
  3. パドル BD-2(ベンチャーやバイブロのパドルは重すぎたり大きすぎたりするので、やむなくこれにした)
  4. USBIF4CW(持参したPCにはパラレルポートがないため、これを使用した)
  5. フットスイッチ(RCAプラグにしてあるので、いざとなったら、リニアアンプを直接オンオフすることも不可能ではないのですが・・・)
  6. ヤエス用、ケンウッド用マイク接続ケーブル(自作) 各1
  7. FT-100D用外付けマイク接続ケーブル
  8. 各種接続ケーブル、ピン変換ジャック、分岐・延長ケーブル等









タッパーに詰め込んだところ。006Pと大きさを比較してください。結構コンパクトに収まっていますし、スーツケースの中でつぶれて壊れる心配がありません。

謝辞
シャックを使わせていただいた、FG5BG、V44NEF、J69B、FT-100Dを貸していただいたJR7FBR、QSLマネジャーを引き受けていただいたJM7MFB、ならびに交信データのQSLへの印刷にご協力いただいたJA7JHT各局にお礼申し上げます。

追記
JARL盛岡クラブの会報に載せた「運用記」があります。お暇でしたどうぞご覧ください(こちら)。


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