2005年7月9日北京からの運用 JR7HAN/BY1BJ


BY1BJの新シャック:

今回の運用のしばらく前に、BY1BJのシャックは北京市無線運動協会事務所に引っ越しました(無線機器の販売店も兼ねています)。この平屋の建物がその事務所です。建物の前に立っておられるのは、JO3SEN北橋さんです。中国語がペラペラですので、ずいぶん助けていただきました。

ご覧の通り、アンテナは、ルーフタワーに載せたTA-351。屋根からの高さがないため、屋根との間の容量性が強いようで、全バンド、系統的に低い周波数にずれています。バンドエッジでSWR=3くらいですが、SSBバンドになると、SWR=7くらいになってしまいます。アンテナをあと2mでも嵩上げすれば、かなり改善されると思うのですが・・・・

アンテナの高さがないと言う問題のほか、周囲のロケーションも劣悪です。画面の右が南で左が北、奥側が東です。JAは東方向ですが、ご覧の通り、高層ビルが立ちはだかっています。周囲は、どちらを見ても高層ビルだらけなのです。JA向けの最適なビーム方向は色々試行錯誤しましたが、ビームを西に向けて、200mほど離れた所にあるビルにぶつけて反射させるのが一番よさそうでした。(この写真はJA1PTO青木さん撮影)

★後日談★
このアンテナのSWRが洒落にならないくらい悪かったのにはわけがありました。
この写真を見た、ローカルのJA7QQQ中村さん曰く「TA-351だから、デュアルドリブンの前方側に給電するはずだが、この写真では後ろ側に給電されているように見える。後ろ側に給電しているのであれば、同調点が低い方にずれていて当然では・・・」。
で、早速このことを神垣さん他に連絡して調べてもらいました。結果はその通り。給電点のつけ間違いでした。中国側の担当者が前方に給電点を付け直したところ、無事SWRは改善されたとのことでした。


運用中の私:

無線機器の販売店を兼ねた事務所の机で運用します。お向かいは事務のお嬢さん達。後ろの席は事務所の主任(販売店の社長)です。

写真に写っているリグはTS-850Sなのですが、これは、主任さんの私物で、主任さんがおいでになった時だけ金庫から出していただいて使うことができるものです。通常はTS-440S。TS-850Sはアンテナチューナー内蔵なので、上記のようなアンテナのSWR状況であってもなんとか使い物なるのですが、TS-440Sはチューナーがないため、かろうじてCW周波数帯で使うことが出来ますが(それでも出力は20W程度)、SSB周波数帯では全くパワーが出ません(当たり前ですが・・・)。このサイトから安定してオンエアするためには少なくともマニュアルチューナーは不可欠ですので、今中古品を探しているところです。SWRメーター等も必要です。お手元にお蔵入り品があり、適価でお譲りいただける方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報下さい。

★後日談★
おかげさまで手動チューナとSWR計が手に入りました。
チューナは、JH7BZR岩渕さんが台湾で運用した際に現地に持ち込んだものがBN0F河崎さんのところに置いてありましたので、岩渕さん、河崎さんのご厚意により、こちらにQSYして頂きました。また、SWR計は、JA1PTO青木さんがローカル局から安く譲り受け、こちらに持ち込まれました。ご協力いただいた皆様、有り難うございました。


運用中のJA7LRA神垣さん:


北京日本人ハムの会会長のJA7LRA神垣さんですが、私の学生時代の1年先輩です。私のような中国語が全く出来ない人間から見れば、その中国語はさすがです。シンガポール勤務の際もアマチュア無線の運用をしておられました。

北京での日本人のアクティビティ維持・向上のため、色々お骨折りいただいています。

前日お偉いさんとの会食だったとのことで、この日はちょっとお疲れの様子でした。

なお、このサイトでCWを運用する場合は、縦ぶれ電鍵しかありません。また、TS-850Sはエレキー内蔵ですが、TS-440Sはエレキーが内蔵されていません。ということで、CWを思う存分運用したい場合は、パドルやエレキー、PCロギング関係装置などを持参する必要があるでしょう。


2005年1月28日北京からの運用 JR7HAN/BY1BJ


BY1BJの入っている建物とアンテナ:

 当初は、1月29日(土)の午後に運用を予定していましたが、BY1BJの管理者の都合により、キャンセルになりました。このため、28日(金)の夕方(現地時刻の16時)にお邪魔して、1時間弱ほど運用をさせてもらいました。
 この建物は以前は中学校だったそうですが、現在は理科系のエリート養成校になっているとのことです。その課外活動の一環としてアマチュア無線が行われており、そのための施設です。
 この建物に、北京市アマチュア無線協会の事務局が間借りしており、BY1BJはそちらのクラブ局です。
 従って、学校のクラブ局等とBY1BJが設備を共有して同居している形になっているようです。


アンテナのズームアップ:

14/21/28メガ用のトライバンダーです。ドリブンエレメントの形状からKLM製かなと思いましたがどうでしょうか??

建物が東西方向とのことですので、この状態でアンテナはほぼ240度の方向に向いていると思われますが、ローテーターの指示器は180度(真南)でしたので、60度ほどずれていることになります。

このことは、運用を始めてから気付いた(思い出した)ので、最初はかなり違った方向にアンテナを向けていたようです。呼んできたG(イングランド)の局が強くなるよう方位を調整して初めて方位がつかめました。


リグはFT757GX

 BY1BJのシャックです(北京市アマチュア無線協会事務室の隣室。後ろは教室風の席が多数あって、デモ運用を座って見学できるようになっています)。ここからは、北京日本人ハムクラブのメンバーが時々運用しおられますが、皆さん100Wで運用とのことでしたので、今回私もベアフットでの運用にしました。もっとも、リニアが動くかどうか確認する時間がありませんでしたが。
 写真に写っているBY1CIEは電子学会のクラブ局のプレートかと思います(JH1TEB中山さん情報)。他にももう1局別のコールサインプレート(たぶん学校のクラブ局のプレートではと思われます)がありましたが、BY1BJのプレートはありませんでした。
 FT757GXのとなりにオートアンテナチューナーが見えますが、これを使わないとパワーが出ないようですので、アンテナ自体は要調整のようです。

この部屋には、下の写真の奥に見えるように、PCとかも並んでいましたから、無線専用の部屋というわけではなく、科学関連の課外活動(またはその教育活動)の部屋、という感じかなと思いました。


運用中です:

いつもの通り、ZLOGを使ってPCロギングです。ワッチを始めてすぐに21メガSSBでDU1HBC局がJAと交信しているのが聞こえましたが、相手のJAは聞こえません。JAはスキップしているようでしたので(アンテナの向きが狂っていた可能性大で、そのために聞こえなかったのかも知れませんが、全くかすりもしませんでしたから、やはりスキップしていたのだろうと思います)、DU1HBC局をコールした後は、アンテナをヨーロッパ方向に向けて14メガCWでCQを連呼しました。すぐにGから呼ばれ、FやI、PYからも呼ばれました。JAは、結局14CWで呼ばれたJH5OXF局だけでした。運用準備、後片づけ、撤収を含めて1時間弱の訪問でしたので、合計8局だけの交信でしたが、それなりにエンジョイできました。運用を手配いただいたJA7LRA神垣さんと、BY1BJの関係者の皆様にお礼申し上げます。


BY1BJから見たビームマップ:

 フリーソフトであるAzimuth Mapで描いたビームマップです。
 アンテナをヨーロッパ方向に向けてCQを打って、PYからも呼ばれたのは、PYがヨーロッパと同じ方角であることが分かりますから、容易に納得できますね。この時、JAは丁度バック方向ですから、呼んでくる局があったのも納得できます。
 北京からですと、北米東部、カリブ海地域、南米北部(YVなど)は、北極を通る伝播になりますのできつそうですね。

中国での運用に関する情報のサイト:

●CRSA(中国無線運動協会:運用許可の申請先)   http://www.crsa.org.cn/
●7K3GNL捧さんのサイト   http://www2s.biglobe.ne.jp/~sasage/
●孫文さん(JH1TEB中山さん)のサイト   http://homepage2.nifty.com/chohbey/index.html
●JA1PTO青木さんのサイト  http://www1.tmtv.ne.jp/%7Eaoki/thrush/pto.htm
●なんちゃってDX愛好会   http://www.ndxa.jp/by4/



おまけ(北京の吉野屋):

北京には吉野屋が沢山ありますが、牛丼が食べられます!! 出張者の間では静かなブームとなっているらしいです。久しぶりに吉野屋の牛丼を食べてみると、豚丼は所詮compromiseにすぎなかったことを実感しました。

店の作りは、マクドナルドなどのファストフード店風で、カウンターで注文をしてその場で品物を受け取り、後ろのテーブル席に持参して食べる、という形になっています(アメリカの吉野屋もそうですね)。写真は王府井東方新世界地下の吉野屋の外観ですが、中の方に、注文カウンターに並んでいる人が写っています(ちょっと暗いですが)。

丁度お昼時でしたが、若いビジネスマン風の人達や年輩の人などが沢山来ており、席を探すのが大変なくらいでした。


牛丼大盛りセット:

単品よりはセット販売が主なようです。もっとも、中国語の出来ない私はセットものしか注文できませんが・・・

このセットは、牛丼大盛り、生野菜サラダ、ドリンク(コーラとか)で三十数元だったと思ったのですが、みそ汁が欲しかったので、つたない中国語を駆使して(?)なんとかドリンクをみそ汁に替えてもらいました。値段は忘れましたが、全部で40元しなかったと思います・・・

牛丼の味は、日本の吉野屋と全く同じです。久しぶりの吉牛でしたので大満足でした。日本に帰ると当分の間食べられそうにありませんので、帰国前夜、この店とは別のところ(王府井美食城内の吉野屋)で再び吉牛を食べ、別れを惜しみました。


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